当ブログでは、これまで数年に一度のペースで数カ月間の禁酒を経験してきた運営者の実体験をベースに、禁酒・断酒の記録をまとめています。
禁酒期間中の離脱症状や好転反応には個人差がございますのでご注意ください。
離脱症状がピークを迎える中、禁酒5日目を迎えました
振り返ってみるとこの日が一番きつかったように感じます。
本記事では、禁酒5日目の私の実体験をベースに、禁酒5日目に私の身体に起こった現象や状態変化についてまとめています。
禁酒や断酒に挑もうとする際の参考にしていただければ幸いです。
頭がボ~っとする。そして目がうつろ…。
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この記事の目次
禁酒5日目の心理的・身体的変化
禁酒5日目の状態変化表
飲酒期間中の自分を「1」、禁酒後1か月経過時の自分を「5」として、禁酒期間中の健康状態を算出しています。
(1:悪い、5:良い)
※身長174cm、禁酒開始時の体重は77kgのデスクワーク男子です。
状態変化の項目 | 状態変化の度合い |
肌 | 3 |
便 | 5 |
体力 | 3 |
食欲 | 3 |
睡眠の質 | 1 |
脳 | 1 |
お腹周り | 2 |
体重 | 当日データなし ※1週間毎に計測 |
体型 | 2 |
禁酒5日目の飲酒欲求表
飲酒欲求度合いに応じて、禁酒期間中に襲われた飲酒欲求について、1~5の数字で数値化しています。
(1:低い、5:高い)
飲酒欲求に関する項目 | 飲酒欲求に関する度合い |
飲酒欲求の強さ | 3 |
飲酒欲求の出現度 | 1 |
禁酒5日目の記録
昨晩はメチャクチャ眠かったにも関わらず、就寝後2時間で起床です。
もはや意味が分かりません。
あとどれくらい不眠の期間が続くのだろうかと不安な気持ちも出始めました。
いつもの禁酒期間よりも苦しいのは、恐らくアルコールへの依存度の違いでしょう。
数年前に禁酒した時には、平均すると毎日缶ビール2本程度の飲酒量でしたが、今回は毎日1本程度の赤ワイン…。およそ3倍のアルコール常飲量ですから、キツい離脱症状も自業自得ですね。
しかし、とても苦しい離脱症状の期間を過ごしてはいるものの、反比例するかのように身体は回復へと向かっています。
やはり何と言っても肌質が良いです。
数日おきにレベルアップしているような感覚で、逆に今までどれだけ肌に悪い生活を送っていたのかと戒められます。
眠いのにうまく眠れないという地獄の期間ですが、離脱症状から解き放たれる日を心待ちに、なんとか日常業務をこなしていきます。
ちょっと強めの飲酒欲求が出始めてる…。
禁酒の離脱症状について
離脱症状とは何か?
離脱症状とは、アルコールに限らず、身体が物質への依存から抜け出そうとする際に発生する一連の身体的・精神的反応です。
アルコールは脳を蝕み、中枢神経系に作用し、体に対して依存性を生み出すことで知られています。
アルコールを定期的に大量に摂取することで、身体はアルコールの存在に慣れてしまい、アルコールの欠如を敏感に感じるように変化してしまいます。
禁酒を始めると、身体はアルコールの欠如に適応しようとするため、その過程で様々な離脱症状を引き起こすことへと繋がります。
実際に私が体験している「不眠」の症状も、代表的な離脱症状のひとつとして知られており、禁酒期間中の身体へ容赦なく襲い掛かってきます。
離脱症状は、アルコールなどの依存性物質を長期間摂取した後、その使用を止めると発生してしまい、身体的および精神的な不調として現れます。
離脱症状の種類と特徴
一口に離脱症状と言っても、その症状は軽度なものから重度なものまで様々であり、身体的なものから精神的なものまで多岐にわたります。
一例を表にしました。
離脱症状の分類 | 症状の種類 |
身体的症状の例 | 手の震え 発汗 頭痛 吐き気 不眠など |
精神的症状の例 | 不安 うつ イライラ感 集中力の低下など |
これらの症状は、アルコール依存症者が禁酒を試みた際に、最も報告されやすい離脱症状です。
私の場合は、「不眠」から来る「集中力の低下」などが顕著ですが、禁酒の離脱症状は個人差が大きいです。
これから禁酒を試みる際には、上記の例のような症状が自分の身体に現れるのだなと理解しておきましょう。
(アルコール依存度が軽度の方は、大した離脱症状に悩まされることはありません。)
離脱症状が現れる期間とその過程
離脱症状は通常、禁酒後数時間で始まり、数日から数週間続くとされています。
症状は時間の経過とともに悪化し、ピークを過ぎた後、徐々に軽減していきます。
離脱症状の期間と強度は、摂取していたアルコールの量、使用期間、個人の体質や健康状態などによって異なります。
最も一般的なパターンとして知られているのは、禁酒後24時間以内に離脱症状が始まり、48~72時間でピークに達した後、数週間をかけて徐々に軽減していくパターンです。
残念ながら私の例では、軽度のアルコール依存ではなかったようで、禁酒後5日目にして信じられない程の不眠状態に悩まされています。
「最初の72時間が最もつらかった」と多くの報告が残されているため、一般的には、キツイ期間は数日程度続くものだと覚えておきましょう。
この期間は離脱症状と飲酒欲求のコンボに要注意!!
禁酒と好転反応
好転反応とは何か?
好転反応とは、身体が健康へと向かう回復過程において、一時的に症状を悪化させる現象のことを言います。
禁酒期間中においては、離脱症状がこれにあたります。
好転反応は、体内の毒素(禁酒においてはアルコール)が排出される過程や、身体が新しい健康状態に適応しようとする過程で起こっていきます。
禁酒によって、身体はアルコールの影響から解放され始めますが、この過程で一時的に不調を感じることがあります。
これは体が健康を取り戻すための自然な過程の一部です。
禁酒を開始すると最初の数日~数週間は、様々な離脱症状に悩まされますが、これらは好転反応の一例で、体がアルコールなしで機能する新しい方法に適応している証拠です。
身体が健康な状態に戻るための自然なプロセスであるため、長期的な健康への第一歩として受け入れるしかありません。
どうしようもないことには抗えない。
禁酒後に現れる好転反応の種類
禁酒後に現れる好転反応には、身体的、精神的、そして感情的な反応も含まれます。
内部のバランスを再調整する過程で生じる好転反応ですが、その中には、肌の状態改善、消化機能の正常化、心の安定などがあります。
一例を表にしました。
好転反応の分類 | 症状の種類 |
身体的症状の例 | 改善された睡眠の質 エネルギーレベルの上昇など |
精神的症状の例 | 集中力の向上 ストレス耐性の強化など |
感情的症状の例 | 感情の安定 幸福感の増大など |
禁酒によって引き起こされる好転反応は多岐にわたり、体と心がより良い状態に向かっている証拠です。
離脱症状を乗り越えた後には、しっかりと身体が回復していきますので、辛い期間ではありますが長期的な健康を見据えて耐え忍んでいきましょう。
これまでの飲酒習慣と比例して回復量も凄い!
好転反応の期間:いつ始まり、どのくらい続くのか?
好転反応は、禁酒開始後数日から始まり、通常は数週間から数ヶ月で徐々に減少していきます。
好転反応の期間は個人差が大きく、身体がアルコールの影響から完全に回復するまでの時間に依存しています。
恐らく、今回の飲酒量(毎日1本赤ワイン)の私を例とすると、離脱症状の期間がこれまでより長いため、好転反応の期間も長くなるであろうことが予想されます。
好転反応の期間は、個人の体質や以前の飲酒量、健康状態などによって異なります。
ちなみに前回の禁酒(毎日缶ビール2本程度の飲酒)時は、おおよそ一カ月半程度で身体が回復したのを覚えています。
離脱症状を感じなくなってからも、時間をかけて身体と心はゆっくりと改善されていきます。
編集後記
禁酒5日目のまとめ
いよいよ身体が悲鳴を上げています。
辛い離脱症状に呼応するかのように強めの飲酒欲求も現れ始めていますが、なんとかこの期間を乗り切りたいと思います。
禁酒期間中というのは本当に辛いものですが、ほんの一時の我慢で健康な身体へと変化していきます。
ノンアルコールビールなどを上手く活用しながら、禁酒期間中を少しでも楽に過ごしましょう。
眠いのに寝れないのはマジで地獄。
禁酒期間中の記録
当ブログでは、本記事で紹介した「禁酒5日目」の記録の他にも、経過日数に応じた禁酒の記録をまとめております。
それぞれの経過日数に応じた記録は、下記記事よりご参照ください。