当ブログでは、これまで数年に一度のペースで数カ月間の禁酒を経験してきた運営者の実体験をベースに、禁酒・断酒の記録をまとめています。
禁酒期間中の離脱症状や好転反応には個人差がございますのでご注意ください。
いよいよ禁酒生活も1カ月です。
身体はもはや完全に近い健康状態を取り戻しています。
本記事では、禁酒1カ月目の私の実体験をベースに、禁酒1カ月目に私の身体に起こった現象や状態変化についてまとめています。
禁酒や断酒に挑もうとする際の参考にしていただければ幸いです。
顔面の回復具合が半端ない。
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この記事の目次
禁酒1カ月目の心理的・身体的変化
禁酒1カ月目の状態変化表
飲酒期間中の自分を「1」、禁酒後1か月経過時の自分を「5」として、禁酒期間中の健康状態を算出しています。
(1:悪い、5:良い)
※身長174cm、禁酒開始時の体重は77kgのデスクワーク男子です。
状態変化の項目 | 状態変化の度合い |
肌 | 5 |
便 | 5 |
体力 | 5 |
食欲 | 5 |
睡眠の質 | 5 |
脳 | 5 |
お腹周り | 5 |
体重 | 76.3kg ※1週間毎に計測 |
体型 | 5 |
禁酒1カ月目の飲酒欲求表
飲酒欲求度合いに応じて、禁酒期間中に襲われた飲酒欲求について、1~5の数字で数値化しています。
(1:低い、5:高い)
飲酒欲求に関する項目 | 飲酒欲求に関する度合い |
飲酒欲求の強さ | 1 |
飲酒欲求の出現度 | 1 |
禁酒1カ月目の記録
いよいよ自分なりの節目となる禁酒1カ月到達です。
長く感じたのは最初の辛い期間だけで、後半は特に何事もなく過ごすことが出来ています。
今回の禁酒で強く感じているのが、飲酒期間の常飲量に応じて離脱症状の過酷さも比例して上がっていくという現実です。
毎日缶ビール2本程度の飲酒量(数年にわたって)だった過去の禁酒時は、これほど大きな離脱症状は見られませんでした。
毎日赤ワイン1本程度の飲酒量(2~3年にわたって)で迎えた今回の禁酒は、正直かなりハードでした。
どうやら年齢や飲酒歴に応じて、禁酒期間の辛さは変わってくるようです。
1カ月を経過した今では、飲酒欲求も限りなく低くなり、健康的な日常を送ることができています。
ふとした際の飲酒欲求はたまに訪れますが、美味しいノンアルコールビールの手助けもあって全く問題ありません。
過ぎてしまえばあっという間。
禁酒1カ月間の心理的・身体的変化まとめ
禁酒1カ月間の状態変化表まとめ
これまで記録してきた状態変化の数値を一覧表にしました。
表示内容はこれまでと変わらず、飲酒期間中の自分を「1」、禁酒後1か月経過時の自分を「5」として、禁酒期間中の健康状態を算出しています。
(1:悪い、5:良い)
※身長174cm、禁酒開始時の体重は77kgのデスクワーク男子です。
表示サイズに応じてスクロールしてご覧下さい。
状態変化の項目 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 (1週間) | 8日目 | 9日目 | 10日目 | 2週間 | 3週間 | 1カ月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
肌 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 4 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 |
便 | 1 | 3 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
体力 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
食欲 | 1 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
睡眠の質 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
脳 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 4 | 5 | 5 |
お腹周り | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 4 | 4 | 4 | 5 | 5 | 5 | 5 |
体重 | 77.0kg | 76.3kg | 76.6kg | 76.1kg | 76.3kg | ||||||||
体型 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 4 | 4 | 4 | 5 | 5 | 5 |
全てが同時に回復するというわけではなく、日を追うごとに少しずつ体調が良くなっていくという結果でした。
不眠が解消された6日目以降からは、体感・肌感でも身体の回復を感じられる程、健康状態の改善が顕著でした。
禁酒1カ月間の飲酒欲求表まとめ
これまで記録してきた飲酒欲求の状態を一覧表にしました。
表示内容はこれまでと変わらず、その時々に襲われた飲酒欲求度合いに応じて、1~5の数字で数値化しています。
(1:低い、5:高い)
表示サイズに応じてスクロールしてご覧下さい。
飲酒欲求に関する項目 | 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 (1週間) | 8日目 | 9日目 | 10日目 | 2週間 | 3週間 | 1カ月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
飲酒欲求の強さ | 1 | 3 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 5 | 5 | 5 | 2 | 1 | 1 |
飲酒欲求の出現度 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 | 5 | 5 | 3 | 2 | 1 |
禁酒の成功判断
禁酒成功の基準とは?
禁酒成功の基準は非常にシンプルで、「お酒を飲みたい」と思わなくなれば禁酒は成功です。
1カ月程度禁酒を続けると、飲酒欲求も影を潜め、次第にお酒に無関心になり始めます。
しかし、身体や脳にはまだアルコールの記憶が残っているため、どこかのタイミングでの飲酒をきっかけに、ぶり返す可能性も残っています。
ステルス飲酒欲求の存在も気になるため、最低でも3カ月程度はお酒と離れた生活を送ることをお勧めします。
私の場合は、禁酒期間における「100日ルール」を採用しています。
禁酒を始めてから100日間は決してアルコールを摂取しないというルールで、実際に100日が経過した頃には、お酒の記憶などほとんど残っていません。
禁酒成功の判断基準は、個人によって、精神的なものから経過日数、身体的変化と様々です。
禁酒の原因ともいえるアルコールを身体が欲しなくなれば、ひとまず今回の禁酒は成功と言えるでしょう。
禁酒成功の判断:身体的変化
禁酒の成功判断として最もわかりやすいのが身体的変化です。
私の経験を例にすると、お酒を前にした「五感の反応の違い」が、禁酒の成功判断にはとても有効です。
以下の表にまとめていきます。
五感の種類 | 飲酒時の感じ方 | 禁酒後の感じ方 |
視覚 | お酒が美味しそうに見える | 何とも思わない |
聴覚 | お酒の話題に敏感 | 昔のことのようにスルーできる |
触覚 | 暑い日にビールを欲する、 寒い日に居酒屋に行きたくなる、など | 暑い日は冷たい水を欲する 寒い日は早く帰りたい |
味覚 | お酒が美味しく感じる | 再飲酒時、全く美味しくない |
嗅覚 | お酒の匂いがたまらない | お酒がクサい |
禁酒時においても、飲み会などに参加した際にはお酒を目にすることがあります。
私の場合は、仲間とキャンプやバーベキューを行った際、五感それぞれの感じ方の違いに非常に驚かされました。
禁酒に成功すると、精神的のみならず身体的にも変化が現れます。
禁酒成功の判断基準として、五感の違いは大いに役立ちます。
禁酒の成功判断基準に届いていない時
アルコール依存度によっては、1カ月を経過しても飲酒欲求がなくならないパターンは往々にして存在します。
その後期間を経ても、
「一向にお酒から離れた感覚がない」
「五感の違いがひとつも感じられない」
という場合には、重度のアルコール依存が考えられますので、専門医などに相談してみるのも一つの手です。
しかしながら、苦しい離脱症状を乗り切ったことを踏まえると、恐らくお酒を欲しなくなるまでの期間というのは個人差の影響が大きいです。
既に脳はアルコールなしの状態に対応を始めておりますので、よほど重度のアルコール依存度でない限り、五感の変化や精神的変化は、経験上必ず訪れます。
(五感の変化は一度に全て起こるわけではありません。)
禁酒の成功判断の基準に届いていない場合には、これまでの自分の悪しき飲酒習慣の結果だと現実を受け入れ、成功判断のどれかひとつを体感するまで継続することが大事です。
再飲酒について
禁酒に成功した場合、再飲酒の判断は個人の禁酒のきっかけによります。
元々ひとときの禁酒のつもりで始めた方であれば、一度禁酒を体験したことによって「こうすればお酒がやめられる」と身体が覚えているため、ご自身の判断で再飲酒しても問題ありません。
(禁酒に成功した後のお酒は、最初は全く美味しくないです。)
お酒での失敗を繰り返してしまう方や、将来の不安から禁酒を始めた方は、もうお酒の世界から足を洗ってしまうのが賢明です。
どれだけ良識を持った方でも、アルコール依存によって身を滅ぼしてしまった方は、過去現在問わず、世界中に沢山居られます。
禁酒に成功してしまえば、お酒を飲まなくても生活に影響が出ることはありませんので、わざわざ再飲酒する必要もありません。
現在ではソーバーキュリアス(飲めるけど飲まない選択をする人)という言葉も流行り始め、巷には美味しいノンアルコール飲料が溢れています。
今の世の中において再飲酒をする必要は全くありませんので、個々人の興味や判断で再飲酒の決定を下してください。
お気に入りのノンアルを見つけるといいよ。
編集後記
禁酒1カ月目のまとめ
今回の禁酒も節目となる1カ月を無事迎えられました。
ここからは「100日ルール」に基づいて最低でも数カ月の禁酒です。
禁酒期間中、特に初期の離脱症状期間というのは本当に辛いものですが、ほんの一時の我慢で身体は健康を取り戻していきます。
ノンアルコールビールなどを上手く活用しながら、禁酒期間中を少しでも楽に過ごしていきましょう。
昨今のノンアルブームもあるから今回の禁酒が本当に最後かも…。
禁酒期間中の記録
当ブログでは、本記事で紹介した「禁酒1カ月目」の記録の他にも、経過日数に応じた禁酒の記録をまとめております。
それぞれの経過日数に応じた記録は、下記記事よりご参照ください。